即 身 成 仏 義

即身成仏義とはこの身このままで仏(覚者・さとり)となる・なれる手引き書なのだ。およそ1186年もの昔空海が表した「覚り」への道なのだ。



二経一論八箇の証文/2006.1.21

即身成仏の頌/2006.1.23

六大無碍常瑜伽

四種曼荼各不離

三密加持速疾顕

重重帝網名即身


法然具足薩般若

心数心王過刹塵・各具五智無際智・円鏡力故実覚智



真言宗の僧侶となって二十三年が過ぎる、お仏飯の御陰でこの歳月があった。真言と云えば空海である、南無大師遍照金剛と何回称えたのだろうか。しかし恥ずかしながら空海の著書はこの年までほとんど読んだことがなかった、読まずとも知らずとも南無大師遍照金剛で済ませられる、考えてみれば可笑しいことだ。
空海の主な著書は
秘密曼荼羅十住心論秘蔵宝鑰
弁顕密二教論
即身成仏義
声字実相義
吽字義
般若心経秘鍵
秘密曼荼羅教付法伝
真言付法伝
請来目録
真言宗所学経律論目録
とある、この中で即身成仏義は一度は腰を据えて読んでみたかった。
寺の書棚には古い本ばかりであるまったく歯が立たない、そこで筑摩書房弘法大師空海全集第二巻を取り寄せ即身成仏義を読む、此だけではややもすれば躓きそうで金岡秀友の空海・即身成仏義を仕入れた。


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